MicroEのエンコーダーの設置面積が小さいので、2つのエンコーダーをロボットアームのジョイントに組み込み、ジョイント上の2つの異なる位置で測定と平均化を行うことによって非常に正確な位置測定を行うことができます。
MicroEのエンコーダーの設置面積が小さいので、2つのエンコーダーをロボットアームのジョイントに組み込み、ジョイント上の2つの異なる位置で測定と平均化を行うことによって非常に正確な位置測定を行うことができます。
顧客は、複数のシーケンシャルロボットアームジョイントに対して、最も低いプロファイルフォームファクターでの精密な回転軸制御を必要としていました。主要な追加要件には、絶対位置を報告するための起動時の最小限の動き、および最小限の信号ケーブル配線が含まれており、アーム全体のサイズを可能な限り小さくしました。
MicroEは、FPGA制御およびBiSS通信インタフェースを備えたカスタムサイズのPCBベースのエンコーダーモジュールを開発しました。それぞれ、2つの標準ChipEncoder™読み取りヘッドとMicro Motion Absolute™(MMA)ロータリースケールディスクを搭載しています。MMAスケールテクノロジーには、標準的な40ミクロンピッチのインクリメンタルカウントトラックと、各インデックスが一意的に間隔を置いている基準トラックが採用されています。始動時のわずかな動きだけで、複数のインデックスマークが検出され、測定された間隔が絶対位置を決定するためにファームウェア内のルックアップテーブルと比較されます。
2つのエンコーダーの出力は、回転精度を向上させるために平均化され、絶対位置は始動時に最小の軸回転で決定されます。BiSSシリアル通信プロトコルにより、各軸に専用のバスケーブルを設けるのではなく、連続した各ロボットジョイントをデイジーチェーン構成で接続することができ、小型のChipEncoder™で各ジョイントの全体的なサイズを縮小するのに役立ちます。シリアル通信が高速であるため (32MHz clock、1µsec 更新速度)オペレータのコマンドに対する高いロボット応答性が保証されます。
PCB 直径 | 20mm |
スケール直径 | 15mm |
モジュール全体高 | 13.8mm |
シリアルインターフェイス | BiSS C |
クロックレート | 32 MHz |
位置更新速度 | 1µsec |
分解能 | 補間後、42,640 CPR(30.4 アーク秒) |
ケーブル配線数 | 5ツイストペア、32AWG |