ピエゾモーターとペアになったプログラマブルエンコーダーは、DNAシーケンシングでの用途において微量の光が観測できる非常に高い分解能を提供します。

課題

ゲノミクス科学は、生物のDNAのマッピングを扱います。このテクノロジーによる恩恵は、ヒトの生物医学研究、動植物生物学、微生物学、感染症研究など様々な分野に応用されています。ある企業の自動シーケンシングシステムでは、DNA複製の自然なプロセスによって生成された微量の光を実際に観察する独自の技術を利用しています。この技術には、非常に安定した温度環境において、光検出光学システムの下で試料の極めて正確な位置決めを必要としました。

ソリューション

Mercury IIプログラマブルエンコーダーファミリを、6軸(ヘキサポッド)ステージの精密な位置決め用ピエゾモータースタックと組み合わせました。このエンコーダーは、ローパスノイズフィルタリングを用いた非常に高い分解能、統合されたトラベルリミット信号の終端、およびヘッド内の低消費電力、ならびにインストールしやすいようにカスタマイズされたセンサーケーブルをこのお客様に提供しました。測定中、ヘキサポッドモーターはオフになるので、位置の安定性は非常に重要です。

メリット

Mercury II光学式(非接触)エンコーダーは、インデックスと左/右のリミット・マークを統合した20umピッチの回折スケールで動作します。最高16,384倍の逓倍により、5μm〜1.22nmの間でユーザーがプログラム可能な分解能を実現します。外部デジタル逓倍機能により、センサーヘッドの電力損失を低く抑え、デジタルローパス入力フィルターは高周波ノイズの源を排除することで優れた位置安定性を提供します。

仕様

センサーの寸法32.0 x 13.5 x 8.7mm
インターフェースデジタルA quad B インデックスとリミット付き
スケールの寸法15.0 x 6.0 x 2.5mm (インデックスとリミットを含む)
スケールの周期20µm
システム分解能1.22nm
最高速度48.8 mm/sec
センサー重量6g
DNA鎖
DNAシーケンサー
Mercury 2光学式エンコーダアプリケーション